2016年9月30日金曜日

幕末の志士たちが一堂に会したスゴイ写真があるって本当?

幕末の志士たちだと言われている写真があります
中央の西洋人がフルベッキというオランダ人なので、
この写真は一般的にフルベッキ写真と呼ばれています。

何度も真偽論争が起こり、忘れた頃にまた世に出てくる有名な写真です。
 こちらには名前まで書かれています。
お~?! 明治天皇って書いてあるよ。

このフルベッキ写真はホンモノか、ニセモノか?
高杉晋作が幕臣を即座に斬ってるはずなので、
ニセモノで~す。
別の理由ですが、
西郷隆盛に注目すると、この写真が撮影された明治元年頃にはすでに肥満体形だったので、写真にある頬がこけた人は西郷ではありません。

じゃあ、合成写真では?!
いえいえ、それも違います。この写真は明治時代にすでに一般公開されていました。

この写真は、ここに名前が挙がっているような有名人たちの写真ではなく、
どこかの藩士たちがフルベッキさんに学ぶために集まった時の記念写真です。
有力なのは、佐賀藩士たちです。

最初に書いたように、
何度も真偽論争が起こり、忘れた頃にまた世に出てくる有名な写真なので、
またどこかで出てくると思います。

ちなみにカラー版もあるんですね。



実は、この写真には西郷隆盛、坂本龍馬などは一切写っていません
佐賀藩の学生達の集合写真なんです。

左:偽者 右:本物
坂本龍馬
偽坂本龍馬坂本龍馬
勝海舟
偽勝海舟勝海舟
大久保利通
偽大久保利通大久保利通
小松帯刀
偽小松帯刀小松帯刀
大隈重信
偽大隈重信大隈重信
桂小五郎
偽桂小五郎桂小五郎
高杉晋作
偽高杉晋作高杉晋作
伊藤博文
偽伊藤博文伊藤博文
明治天皇
偽明治天皇明治天皇
明治天皇は若干似ている感じはしますが、ほとんどの人は似てませんね。
なぜ、佐賀藩の学生達の集合写真が、いつの間にか幕末の英傑達の集合写真となってしまったのでしょうか?
昭和49年(1974年)に、ある肖像画家がこの集合写真は有名志士が多数写っている」という論文を発表しました。
当然、学会では相手にされませんでしたが、その後、この論文をネタにこの集合写真を幕末の英傑達が集合した写真である。

 この説は正しいとする作家、業者が定期的に沸いてきて、歴史に詳しくない人が信じてしまう構図が消えないから起こることなんです。
で、思ったんですが…、
日本人の顔って日本人から見ても違いが判りにくいってことかな?
ちとさびしいですね(笑)。
 

プロの料理人が駄菓子を調理する 3

最終的に豚バラ肉でぐるぐる巻きに
 そして、豚肉で巻かれたビッグカツは、フライパンの上でジュージュー焼かれはじめた。なんと数奇な運命をたどったビッグカツだろう(豚肉も)。
ものすごい存在感、しかもこの中にビッグカツ入ってるんだぜ
豚肉を焼いたいい香りが部屋の中に充満した頃、盛りつけられた皿が運ばれてきた。
豚肉とビッグカツのミルフィーユ  
見た目で分かる。これは間違いなくうまそうだ。まわりのソースを聞くと、たまたま家にあったワインジャムと、たまたま家にあった梅酢を合わせてつくったものだという。なんだその偶然の産物!
ひと口食べて、もうこれはふつうにメインで出てきて何の疑いもなく満足できる一品だと思った。豚肉とビッグカツでボリュームは文句ないし、甘酸っぱいソースと中から出てくるビッグカツのソースが合わさって絶妙な味わいになる。
しかしビッグカツってこう、歯を食いしばって噛み切るイメージがあるのだけど、これは何の違和感もなく食べられた。シェフによると、肉に挟んで焼くと、肉から出る水分でビッグカツが柔らかくなるのだそう。そこまで見越してのミルフィーユだったのだ。

いやプロってすごいね。

これはすごい体験をした(ビッグカツもすごい体験だったと思う)

 

デザートはミニコーラがアクセントに

最後はデザート。さすがにミニコーラ単品ではどうしようもないので、シェフが麩菓子と鈴カステラを買ってきていた(1ページ目最後の写真参照)。

キッチンを覗くと、小枝を砕いて溶かし、そこに砕いたミニコーラを表面に貼りつけた鈴カステラを入れてチョコレートを絡めるという、非常に手間のかかった作業をしていた。
砕いたミニコーラを埋め込んだ鈴カステラ
溶かした小枝を絡めると、小枝の中のアーモンドなどもコーティングされる。小枝、やるな!

そうこうするうちにデザートが完成。お皿が運ばれてきた。
 

 麩菓子のフレンチトーストと鈴カステラのトリュフ仕立て
麩菓子はなんとフレンチトーストになっていた。周囲がパリパリ、中がトロッとしていてパイみたいだった。洋菓子なのに和菓子の味で新鮮!

鈴カステラのトリュフ仕立ては、鈴カステラがものすごく高級品に変貌!ときどきミニコーラが出てくるピリッとしたアクセントもいい。溶かした小枝にオリーブオイルで風味づけをするという小技も効いている。 

 というわけで、プロの料理人に駄菓子で料理を作ってもらった。何というか、食べ慣れた駄菓子が跡形もなく変貌する姿に笑ったし、しかし予想もつかない味に変わって目の前に現れるのにも驚いた。

結論としては「プロってすごいね」という小学生並の感想でまとめたい(駄菓子だけに)。




萩原雅紀(はぎわらまさき) 1974年東京生まれ。最近、史上初と思う「ダムライター」を名乗りはじめましたが特になにも変化はありません。著書に写真集「ダム」「車両基地」など。 個人サイト:ダムサイト 

プロの料理人が駄菓子を調理する 2

ベビースターがパスタに

その頃、キッチンからは食欲をそそる濃厚な香りが漂ってきていた。どうやらベビースターが鍋に投入されたようだ。
 その直前までブロッコリーが茹でられていたけど
やがて現れた一品がこれ。
しらすとブロッコリーのベビースタースープ
なんだなんだ、また意外なものがやってきた。とりあえず、しらすやブロッコリーなどと一緒にスープを飲んでみると、ものすごく濃厚な出汁が!

皿の底には丸いせんべいのようなものが敷かれていた。これ、シェフがあとから買ってきた「えびちび(1ページ目最後の写真参照)」だそうだ。このえびせんを、イタリアで食べられている「コルツェッティ」というメダル型パスタのイメージで、そこにオリーブオイルで炒めたにんにくと茹でたブロッコリーを合わせ、しらすとベビースターとともに煮込んだスープをかけたもの、らしい。
ベビースターのチキンスープに、しらすとえびちびから出た魚介の出汁が絡まってものすごい深みを生み出している。そしてそのスープを含んだえびちびがもちもちに膨らんで、おいしい。
よく見ると駄菓子が入っているんだけど、この味の深さは説得力がある。 
 

ビッグカツがさらにビッグに!

その頃、まな板の上ではとうとうビッグカツの封が切られていた。そして豚バラ肉も登場。どうするのか見ていたら、なんとビッグカツを豚バラ肉で巻きはじめた!
カツの上にも下にも豚バラ肉!

プロの料理人が駄菓子を調理する 1

たまに駄菓子を買う。子供の頃から変わらない味で、100円あれば何種類も買うことができる。おいしい。

そんな駄菓子をむさぼりながら思った。何十年ものあいだ10円や20円で売られ、一瞬で子供や大人の胃袋に収められ続けている彼らに敬意を表すため、一品一品の可能性をもっと引き出して、じっくり味わってあげられないだろうか。

そこで、プロの料理人に駄菓子を調理してもらった。 

たまに駄菓子を買う。子供の頃から変わらない味で、100円あれば何種類も買うことができる。おいしい。

またもや義弟頼み

 

調理をお願いしたいのは、いつも料理で困ったときに頼りにしている、萩原雅紀の義弟でイタリアンバルのシェフを務めている早川くん。

 今回もお休みのところすいません(キッチンは萩原雅紀の実家です)

数年おきに謎の料理を頼んでくる義兄が愛想を尽かされないか心配しつつ、数日前に試食用の駄菓子を詰めた箱を送っておいたところ、いろいろ考えてくれたらしい。

でも仕事が忙しく、実際に作るのは当日が初めて、と言っていた。「頭の中にあるのでたぶん大丈夫だと思います」というプロの言葉を信じて、調理をお願いした。

メインの駄菓子紹介

今回は僕が選んだ5品を使って、それぞれ1皿ずつ作ってくれるという。というわけで、選ばれし5品の駄菓子を紹介しよう。

 

キングオブ駄菓子、うまい棒。応用範囲の広そうなチーズ味 

うまい棒が与党とすれば野党第1党はよっちゃんではないだろうか

子供のころ、僕の推しは第3の勢力ビッグカツだった

 
安定の支持基盤があるベビースター

 遠足のおやつで毎回最後に追加してしまうミニコーラ

さらに「食材」としてシェフ自ら選び追加されたお菓子たち

 

どうだろう。それぞれ思い入れもあるので「蒲焼さん太郎はどうした!」とかモニタの前で叫んでしまう方もいると思うけれど、キリがないので今回はこれで進めたい。

では調理の様子と試食に続きます。

 

うまい棒が驚きの一品に

まず一品目の様子を見ると、まな板の上にうまい棒が載せられていた。日常にありふれているけど本来あまり接触のない者同士の邂逅。同じコンビニのバイトだけど昼勤と夜勤なので飲み会で初めて会った、みたいな感じだろうか。
 まな板の上のうまい棒、そして奥に煮えたぎる鍋が

 コンロの上では鍋が2つ火にかけられていた。砕いて細かくされたうまい棒が、そのうちのひとつ、牛乳の入った鍋の中に躊躇なく投入された。

 しかし入れてみるとなんか既視感が…

うまい棒を牛乳に!?と驚いたけど、鍋に投入されたそのルックスは粉末のポタージュスープのよう。少し温めてうまい棒を溶かし、塩で味を整えてから濾し器にかけられた「うまい棒スープ」は、その後冷蔵庫で冷やされたあと皿に盛りつけられた。

正直、うまい棒を溶かす、というのは予想していなかった。確かに濃い目の味はスープの素に近い気もする。しかしあのうまい棒だよな…と混乱しつつスプーンで口に運ぶ。

…何の違和感もない。これはふつうにポタージュスープだ。というか、バランスが良くかなり濃厚でおいしい。こんなに簡単に、しかも材料は10円のうまい棒と牛乳だけで立派なポタージュが作れるとは。

早川シェフによると、ふつうのポタージュはバターや生クリームでとろみを出すけれど、うまい棒を粉にすればそのままとろみが出るかな、と思ったとのこと。

これ、簡単なので自分でもやってみよう。メンタイ味とかどうだろう(そして後悔するパターン)。

うまい棒のスープに感動しているころ、キッチンでは赤いものが包丁で細かく切られていた。

よっちゃんが良いアクセント!

続いてキッチンを覗くと、まな板の上で野菜が切られていた。アスパラガスと、赤いのは人参?
「よっちゃんです」
と言われて笑った。よっちゃん、まな板の上だと見た目は完全に食材である。

調理風景として違和感ない写真だけど奥に不適切なものが 

 コンロの上にはオリーブオイルがしかれたフライパンが温められ、そこにホタテが投入された。塩こしょうで薄く焦げ目がつくくらいホタテを炒めて取り出し、フライパンに残った油の中に、紅しょうがのように細かく切られたよっちゃんが投入された。

にんじんを炒めているようにしか見えない

油でじっくり炒められるよっちゃん。こういう「一生で一度見るかどうか」という光景が繰り広げられると思わず生きててよかった、と大げさに感動してしまう。

やがて平皿の上にホタテが並べられ、その上に炒めたよっちゃんとソースがかけられた。ソースはフライパンに残ったオリーブオイルとホタテの焦げ、よっちゃんにワインを絡めたものらしい。
 

 ホタテのソテーよっちゃんソース

なんだこれ!ホタテとよっちゃんの相性が文句ない!一緒に食べるとよっちゃんと気づかないくらい自然。酸味や味の深さがバルサミコ酢っぽい、というかこれバルサミコ酢だ!

目で見たものと口の中に広がる味が、いままでの自分の経験で得たビッグデータと照合できない。よっちゃんの袋には三杯酢と書かれているのが混乱に拍車をかける。

これはなかなか衝撃だった。確かにホタテもよっちゃんも海の幸だけどここまでまとまるとは。よっちゃん、食材として完全にアリである。 

 こっそり取り入れているレストランあるんじゃないか

 

広瀬すずを「バカ」呼ばわりで……小島瑠璃子が“共演NG”に!?

業界の「共演NGリスト」に、新たな名前が加わった。いまや飛ぶ鳥を落とす勢いの女優・広瀬すずと、昨年は年間400本以上の番組に出演したバラエティ界の女王・小島瑠璃子の2人だ。

 きっかけは、9月5日に放送された『ネプリーグ』(フジテレビ系)だった。番組では、広瀬が映画『四月は君の嘘』チームのメンバーとして出演。ネプチューン・堀内健らと、出題された日本語を制限時間内に英単語に訳すクイズに挑んだ。
 広瀬は「例えば」の問題に「え、なになに?」と戸惑い、不正解。続く「朝食」を訳す問題でも、「なに? 待って、待って」とテンパったまま言葉が出ない。3問目の「祭り」でようやく「フェスティバル」と声を上げ正解するも、その後、「警察」を訳す問題は「あれ、なんだっけ、なんだっけ!?」と時間切れ。「虫」でも「え!? わかんない!」とうろたえ、答えられずじまい。結局、広瀬の失態により、チームはボーナスステージには上がれず、敗退した。

「これにあきれていたのが、対戦チームの小島瑠璃子でした。広瀬が固まるたびに、『うそぉ~、簡単なのに』『えー、ヤバ~イ』と、小バカにしたリアクションを取り続け、挙げ句には『バカだったね~』と広瀬をバッサリ斬り捨て、笑いを取っていました。ところが、この発言に、広瀬の所属事務所は“イメージが悪くなった”とカンカン。とはいえ、クレームをつけようにも、小島は大手のホリプロ所属とあって、表立ってケンカはできない。結果、今後は小島とは共演NGということになったようです」(テレビ関係者)
 対照的に、小島はスラスラと問題を解いていたため、余計に広瀬の教養のなさが浮き彫りになってしまった。
「小島は大学こそ中退しているようですが、偏差値70といわれる千葉県立千葉東高校出身。さらに、売れる前は、人気番組を片っ端から視聴して“ウケるコメント”を研究していた苦労人でもあります。そんな彼女には、“女優にバラエティを荒らされたくない”という思いもあったのかもしれません。番組の途中で、広瀬が答えているときに下を向いてやる気なさそうにしていたのも、その表れでしょう」(同)
 若手女優のトップとバラエティ女王の「夢の共演」は、これで最後となりそうだ。

『銭形警部』鈴木亮平主演で実写ドラマ化「魂を込めて役作り」

モンキー・パンチ氏原作の『ルパン三世』に登場する銭形警部を主人公にした刑事ドラマが製作中であることが29日、わかった。銭形警部に扮するのは俳優の鈴木亮平。「銭形警部と言えば、声優さんが演じている声のイメージがあるので、その部分も引き継ぎながら、そこに自分の声をプラスして新しい銭形警部像にしていきたい」と意気込む。2017年に日本テレビで基軸となるストーリーを放送した後、WOWOW、Hulu でそれぞれ独自のストーリーを描いていく、いままでにない試みにもトライする。
 銭形警部と言えば、神出鬼没の大泥棒・ルパン三世逮捕に執念を燃やすも、いつもルパンに逃げられている残念な刑事…、そんなイメージを持っている人も多いだろう。それは、これまで彼の真の姿を知る機会がなかっただけ。実は、頑固一徹で正義感が強く、悪を決して許さない。そして、誰よりも人情味にあふれる優秀な刑事、それが銭形幸一(ぜにがた・こういち)という男だ。

肉体改造も自在にどんな役にも七変化する鈴木は「これだけ有名なキャラクターなので、正直プレッシャーもありますが、毎回、監督に『これで大丈夫ですか?』と確認しながら魂を込めて役作りをしています」と今回も頼もしい。「実際に銭形警部がいたらこんな人なんじゃないかな、と思っていただけるように、銭形が持つダンディズムとかわいらしさを表現しながら、スケールの大きい刑事ドラマを作り上げたい」と話している。
オリジナルストーリーで展開する今回の作品では、警視庁捜査一課の若き女性刑事・桜庭夏希(前田敦子)、同じく捜査一課の刑事・国木田晋太郎(三浦貴大)らとともに、銭形警部がさまざまな難事件を解決していく様を描く。

 前田は「男性に囲まれてバリバリ働いている、正義感ある新人女性刑事・桜庭夏希を演じています。あの銭形警部を鈴木さんが演じると聞いて、真っ先に『面白い!』と思いました。すごく勢いがあり、楽しいドラマになると思います。毎回わくわくしてもらえると思いますし、カッコイイ新しい銭形警部を楽しみにしていただきたいです」。
 

 三浦は「少しドジな部分もありますが、仕事には人一倍情熱を持った刑事・国木田晋太郎を演じます。『ルパン三世』シリーズが大好きなので、銭形警部を鈴木さんが演じるとお聞きして『これはキタな!』と思いました。漫画・アニメのファンのみならず、この実写版を見て新たにファンになり、楽しんでいただくこともできます。ぜひ、ご覧になっていただければと思います」とそれぞれコメントを寄せている。

 日本テレビ×WOWOW×Huluの3社がタッグを組むのは今回が初。ひとつの作品を地上波、衛星、配信という多メディアで展開する相乗効果を期待したい。